とびひ②
〇どんな症状?〇
水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)
皮膚にできた水ぶくれが、だんだん膿(うみ)をもつようになり、やがて破れると皮膚がめくれてただれてしまいます。かゆみがあり、そこを掻いた手で体の他の部分を触ると、症状が体のあちこちに広がってしまいます。
とびひの多くはこのタイプで、黄色ブドウ球菌が原因です。
痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)
皮膚の一部に膿をもった水ぶくれができ、厚いかさぶたになります。炎症が強く、リンパ節がはれたり、発熱やのどの痛みを伴うこともあります。
主に化膿レンサ球菌が原因となりますが、黄色ブドウ球菌も同時に感染していることが多いです。
水疱性膿痂疹 | 痂皮性膿痂疹 | |
原因細菌 | 黄色ブドウ球菌 | 化膿レンサ球菌 |
症状 | 水ぶくれ、かゆみなど | かさぶた、リンパ節の腫れ、発熱、のどの痛みなど |
できやすいところ | 目・鼻・口のまわりから症状が出始めることが多く、やがて体のあちこちに広がる | 全身にできる |
かかりやすい季節 | 夏(暖房の普及で、冬でもみられる) | 季節に関係なし |
かかりやすい年齢 | 7歳未満の乳幼児 | 年齢に関係なし |