水いぼについて②
今回も前回に引き続き水いぼについてご説明します。
〇見た目〇
水っぽい光沢のある、真珠のような白からピンク色の湿疹。直径は2~5mm程度です。
〇感染経路〇
水いぼに触ることで起きる「接触感染」です。水いぼにはたくさんのウイルスが含まれているため、直接触らなくても、タオルや衣服などを介してうつったり、患部を触った手で触れたものを介して周りに広がったりします。スイミングスクールでもらってくることもありますが、プールの水と言うよりはビート板などの皮膚に触る物を介して感染します。
〇プールに入ることの可否〇
プールについては日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会・日本皮膚科学会が発表している見解を掲示します。
伝染性軟属腫(みずいぼ)
プールの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。
日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会 平成27年5月
学会ではプールに入ることは問題ないとしていますが、お子さまの通っている施設ごとでそれぞれ条件が定まっていると思います。各施設の規則に従って水いぼ治療を進めていくことを推奨します。
次回は水いぼの治療についてご説明します。
2018年8月27日