ステロイド外用薬を上手く使おう😊
ステロイド外用剤の薬効を味方につければ、短期間でしっかりと炎症を抑える効果が期待できます。
今回は、ステロイド外用薬の使用方法についてお話します🙋🌸
🤔ステロイド外用薬の副作用を出さないためにどうすればいい?
A.ステロイド外用薬を使用して、皮膚を完全につるつるの状態にしてから使用量を減らしましょう!
最初に湿疹が残っているうちは毎日ステロイド外用薬をしっかり使用して、皮膚を完全につるつるの状態にします。
ステロイド外用薬の主な副作用は、長期使用により皮膚が薄くなることです。
これを避けるために、湿疹の再発が無ければ 2日おき、3日おきなどというようにステロイド外用薬の使用回数を減らしていくことで、
副作用を出さずに最終的には保湿剤だけで皮膚のつるつるが維持できるようになります。
具体的なステロイド外用薬の減らし方は個人差があるので医師と相談しながら行いましょう!
🤔ステロイド外用薬はどんなふうに塗る?
①塗る人の手をきれいに洗う:不潔な手で塗ると、手についている刺激物を体につけてしまうことがあります。
②入浴後、水分を拭き取ったらすぐに塗る:入浴後は余分な水分を拭き取ったらその場で塗るのが理想的!
③たっぷりと皮膚に乗せるように塗る:湿疹は腫れている部分が出っ張ってるのでデコボコしています。そのため、薄く伸ばしたりすり込んだりすると出っ張った部分には薬が付かず効果が半減してしまいます。塗り方の基本は適量を乗せた指の腹を使って患部にさらっとなぞります。
④頭皮では地肌に到達するように塗る:髪の毛の生えている部分にローションタイプの薬を使う場合は振りかけてしまうと髪が吸い取ってしまい、湿疹のある地肌に薬が到達しません。髪を分けて地肌を出し、ローションをたらし指で押さえるように伸ばします。
🤔ステロイド外用剤は体のどこにつかってもいいの?
A.塗る場所によって薬の吸収の度合いが違うので、同じ薬をどこでも使うことはできません。治療部位によってステロイド外用を使いわけています。(顔は吸収が良いので弱め 手足は吸収が悪いので強め)
ステロイド外用薬は、Drの指示に従い正しく使用しましょう!!
2020年10月27日