帯状疱疹ってどんな病気🙄?①
帯状疱疹の特徴
身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状に現れる病気です。この症状に由来して「帯状疱疹」という病名がつけられました。帯状疱疹は、体の中に潜んでいたヘルペスウイルスの一種、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こります。水ぼうそうにかかったことのある人なら、だれでも帯状疱疹になる可能性があります。
・水ぼうそう(水痘):はじめて感染したときは水ぼうそうとして発症します。
・潜伏感染:治った後も、ウイルスは長い間体内に潜んでおり、普段は免疫力によって活動が抑えられています。
・免疫力低下:加齢や疲労・ストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが再び活動を始めます
・帯状疱疹:ウイルスは、神経に沿って移動、皮膚に到達し、帯状疱疹を発症します。
症状
帯状疱疹の症状には個人差がありますが、多くは、はじめに皮膚に神経痛のような痛みが起こります。痛みは、皮膚の違和感やかゆみ、しびれとして感じる程度から、ピリピリ、ズキズキ、チクチク、針で刺されたような痛みや、焼けるような痛みまで様々です。その後、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に現れ、徐々に痛みが強くなり、眠れないほど痛むこともあります。強い痛みや皮膚の症状は、主に体の左右のどちらかにみられ、3~4週間ほど続きます。
帯状疱疹になると、痛みがあり、家事ができない・仕事に集中できない・眠れないなど、日常生活に支障をきたすことがあります。帯状疱疹の発疹や水ぶくれなどの治療は行わなくても治る場合もありますが、治療が遅くなったり、放置されると頭痛や発熱などの全身症状が現れることもあります。特に首から上の帯状疱疹は重症の場合、失明や顔面麻痺、難聴を引き起こすことがあります。発疹が消えたあとも痛みが残ることがあるため、できる限り早めに受診しましょう。
2020年12月23日