帯状疱疹ってどんな病気🙄?②
治療💊
帯状疱疹の治療の基本は、抗ヘルペスウイルス薬を中心に行われます。抗ヘルペスウイルス薬はウイルスの増殖を抑えることにより、急性期の皮膚症状や痛みなどを和らげ、治るまでの期間を短縮します。さらに合併症や後遺症を抑えることも期待されます。効果が得られないからと自己判断で服用量を増やしたり、内服をやめたりしないで指示されたとおりにお薬をのむことが重要です。痛みが強い場合は、痛みを抑える鎮痛薬なども処方しますのでご相談ください。
合併症💊
・急性期痛は、皮膚や神経の炎症によるものですが、帯状疱疹後神経痛は神経の損傷によるものです。帯状疱疹後神経痛が残った場合は、ペインクリニックなどでのご紹介も行っております。
対策🙋
🌷できるたけ安静にしましょう。
帯状疱疹は疲労やストレスが原因となり、免疫力が低下したときに発症します。十分な睡眠をと栄養を取り、精神的・肉体的にな安静を心掛けることが回復への近道です。
🌷患部を冷やさないようにしましょう
患部が冷えると痛みがひどくなります。患部は冷やさずにできるだけ温めて血行を良くしましょう。ただしカイロや温湿布、湯たんぽなどはやけど・かぶれに注意して使いましょう
🌷みずぶくれは破らないように気を付けましょう
水ぶくれが破れると、細菌による感染がおこりやすくなります。細菌による化膿を防ぐためにも患部は触らないようにしましょう。
🌷小さな子供との接触は控えましょう
帯状疱疹が他人にうつることはありませんが、水ぼうそうにかかったことのない、又はワクチン未接種の乳幼児には水ぼうそうを発症させる可能性があります。
予防🌺
帯状疱疹の予防には、50歳以上の方を対象としたワクチンがあります。
水ぼうそうにかかったことのある人は、すでに水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫力を持っていますが、年齢とともに弱まってしまうため、改めてワクチン接種を行い、免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、発症しても軽症に抑えられるともいわれています。
気になる方はお気軽にお問い合わせください😊
2021年1月4日