みずいぼって何?
「水いぼ」は、子どもによく見られるウイルス性の皮膚感染症です。
1~10ミリ程度の基本的に皮膚に小さな丸くて光沢のあるイボが皮膚にできます。
潜伏期間は14~50日程度かかります。そのため、いったん治療してよくなっても、すでに感染していたウイルスによって再び水いぼが出てくることがあります。
6~7歳ごろには免疫ができ、水いぼが出にくくなると言われています。
基本的に自然治癒することが多いものですが自然治癒するまでには長期間(6か月~5年)かかり、その間に、他の場所にうつったり、他の子にうつすことがあります。
またかゆみを伴うことがあり、掻き壊し、とびひなどほかの皮膚の感染症にかかったり、アトピー性皮膚炎がひどくなったりすることがあるので、皮膚トラブルの多いお子さんは、水いぼの数が少ないうちにとっておいた方がいいでしょう。
どんな治療をするの?
専用のピンセットで水いぼをつまみ取る方法が一般的です。
この治療では、摘み取る際に痛みを伴うことが多いため、麻酔のテープ剤を使用する場合があります。麻酔のテープ剤使用により、痛みを和らげることができます。まれに、痕が残ることがあります。
そのほかに、液体窒素での治療があり、2週間に1回程度にて通院していただきます。
予防はあるの?
皮膚のバリア機能を低下させないように、保湿剤によるスキンケアと湿疹の治療をきちんと行うことが大切です。
学校へいっていいの?
水いぼがあっても、保育所や幼稚園、学校を休む必要はありません。
プールにはいってもいいの?
プールの水ではうつらないため、入っても大丈夫ですが皮膚の接触でうつる機会が増えるため注意が必要です。
水着やタオル、ビート板などの共有はしないようにし、プール後はシャワーできれいに洗い保湿を行いましょう。
※保育所や幼稚園、学校のルールがある場合はそちらに従ってください。
気になる症状がありましたら、お気軽にご来院くださいね。
2022年6月13日