円形脱毛ってどんな病気?🤔
円形脱毛症ってどんな病気?
「円形脱毛症」とは、円形や楕円形の脱毛斑が突然生じる疾患です。
一般的には、10円玉くらいの脱毛と思われていますが、頭全体に広がるものやまつ毛や眉毛、体毛に及ぶ重度のものまでその症状は様々です。また場合によっては、完全に発毛しても再発することもあります。
円形脱毛症は、長い間、ストレスが原因とされていましたが、多くの人は関係なく始まっています。
円形脱毛症の脱毛部では、毛が脱落して無くなっています。そこではどの毛穴でも毛包が縮んで休止期のようになっているのですが、原因は成長期の毛包がリンパ球の攻撃を受けて壊されてしまうからです。どうして、自分のリンパ球が自分の毛包を攻撃してしまうのか、その理由は完全にわかっていませんが、毛包を標的にした自己免疫病だと考えられています。リンパ球の攻撃が抑えられれば元通りの毛が生えてきます。
脱毛斑の少ない場合は、ほとんどが自然に治り、治療も不要なくらいですが広く抜けている場合は数年以上治療が続くこともあります。例え、何年も脱毛が続いていても、毛包の大元の細胞は残っているので、治療がうまくいけば毛が戻ってきます。また、自然の経過で思いもよらずに生えてくることもあるようです。つまり、リンパ球の炎症が抑えられさえすれば、成長期の毛包は回復するのです!
当院では、患者様の状態に合わせ、ステロイド外用薬や局所注射などの治療を行っております。
お悩みの方は、お気軽にご相談ください🌷