接触性皮膚炎😳
化粧品を新しいものに変えたら、湿疹がでてかゆい、マスクが触れている部分がかゆくなったり、ヒリヒリしたりする。ヘアカラーを行ったらかゆみがでたなどの症状の経験などはありますか?それは、接触性皮膚炎かもしれません😳
接触性皮膚炎とは、皮膚に何らかの物質が触れ、それが刺激やアレルギー反応となって炎症を起こしたものです。「かぶれ」ともよばれ、湿疹や赤み、かゆみ、水ぶくれや腫れなど様々な症状を伴います。基本的には、原因物質がふれた部分に症状が現れます。
接触性皮膚炎は、皮膚に触れる物質の刺激が強いために生じる「刺激性接触皮膚炎」、皮膚に触れる物質にアレルギーがある場合に生じる「アレルギー性接触皮膚炎」、紫外線が関わる「光接触皮膚炎」があり、炎症が起こる原因はそれぞれ異なります。
刺激性皮膚炎:刺激物が許容濃度を超えて接触すれば誰でも発症する。例えば、強力な洗剤や石鹸、植物など
アレルギー性接触皮膚炎:アレルギー性接触皮膚炎は特定のアレルギーのある人のみが、微量の原因物質に触れることで引き起こされる。例えば、ヘアカラー剤やマスクの素材、化粧品やスキンケア用品、アクセサリー、ゴム製品など
光接触皮膚炎:肌に触れただけでは症状はでないが、その部位に光や紫外線が当たるとかぶれや炎症が起こる皮膚炎をさします。よくある症状では、湿布を剥がした後、貼っていた部位に光が当たるとかぶれが生じるなど
治療:炎症やかゆみを抑えるため、症状にあったステロイド外用薬を使用します。
かゆみや、痛みがつよい場合は、放置せず早めに受診しましょう。
予防:かぶれた原因物質を特定し触れないことが最も重要です。原因がはっきりしない場合は、可能性があるものは避け、手袋や衣類などで肌を守るようにしましょう。
新しい化粧品を使う場合は、使用開始前に二の腕の内側でパッチテストを行い、アレルギー反応が出ないか確認する方法もあります😊
白髪染めでの皮膚トラブルの相談も多く、当院ではアレルギーや刺激の原因となりやすい<パラフェニレンジアミン(PPD)等のジアミン系の染料><タール系色素><過酸化水素><香料>を使用せず、 植物系染料が主成分のヘアカラーも販売しております。
気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください😊
2022年5月11日