アトピー性皮膚炎~治療薬~
アトピー性皮膚炎の外用薬での基本治療は、皮膚のバリア機能を補う治療(保湿)と、炎症を抑える治療(抗炎症療法)です。
患者さんその時その時の症状の程度やライフスタイルなどに応じて適切な治療を組み合わせます
薬物治療は、他湿疹と同じようにステロイド外用薬を使用します。
ステロイド外用薬については下記をご参照ください😊
ステロイド外用薬って怖い薬?:https://southwind-sc.com/wp/wp-admin/post.php?post=1621&action=edit
ステロイド外用薬を上手く使おう!:https://southwind-sc.com/m-info/1636.html
ステロイド外用薬以外に、
プロトピック軟膏(2歳以上使用可能)・コレクチム軟膏(16歳以上使用可能)という体の過剰な免疫反応を抑えて皮膚のかゆみや炎症をおさえる治療薬もあります。
長期にわたって使用してもステロイド外用薬でみられる皮膚委縮が起こらないと言われています👏
また、外用薬以外にも自宅での“自己注射”が可能なお薬 デュピクセント という治療薬💉があります。(15歳以上使用可能)
デュピクセントは「IL-4」と「IL-13」という物質の働きを直接抑えることで、皮膚の2型炎症反応(Th2細胞による炎症)を抑制する新しいタイプのお薬です。
アトピー性皮膚炎の皮膚内部に起きている炎症反応を抑えることによって、かゆみなどの症状や、皮疹などの皮膚症状を改善します👏
デュピクセントは、2週に一度通院する方法と、自宅に持ち帰り自己注射する方法を選択するお薬です。
自己注射により、通院に伴う時間の制約や負担の軽減につながります👏
自己注射を始める前には病院で注射方法を説明・練習を行い、自信がついたら自宅での自己注射を始める流れとなります。
安心して注射を行えるようにサポートいたします🙋!
また、高額療養費制度も利用できます。気になる方は、一度来院しご相談ください😄
アトピー性皮膚炎の治療では、患者さんが自分の状態をよく知り、継続して治療に取り組むことがとても大切です。
病気や治療について知りたいとき・なかなか良くならず不安な時はぜひ、ご相談くださいね🌺
2020年12月4日