虫刺されにご注意を!!😳
天気のいい日はポカポカ陽気で気持ちのいい季節になってきましたね。
外での作業や外遊びの日も増えてくると思います。
虫刺されとは、吸血性の蚊・ダニ・ブヨ・ノミや毒をもったハチ・ムカデ・クモなどに刺され起こる皮膚炎です。虫刺症(ちゅうし しょう)といいます。
毛虫🐛に直接触れたり、刺されたりしていなくても、毛虫の身体から抜けた毒針毛が風にのって飛んできて皮膚に付着しただけで発症する場合や、外干ししていた洗濯物や布団に付着した毒針毛に振れたことが原因で発症することもあります。
虫刺されの治療は、軽症であれば市販のかゆみ止め外用薬での対応でもよいですが、赤みや痒みが強い場合はステロイド外用薬が必要です。かゆみがひどいまま放置することで、掻き壊してとびひになってしまうことがあるので注意が必要です。
✨虫刺されの予防✨
🐛屋外での活動時は肌の露出を控えめにする。 🐛虫除けスプレーを使用する 🐛虫に近寄らない
また、虫さされている、かぶれているとお話しされる中で、実は帯状疱疹だった!!ということもあります。
最近では、子どもや若い年代の方も帯状疱疹を発症することもあるので、気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください🤗
2023年4月12日
ウイルス性のイボ🖐️👣
こんにちは🤗日中はポカポカな春の陽気で気持ちがいい日が続いていますね🌞
本日はウイルス性いぼについてお話します🌼
まず、いぼについて
「いぼ」とは皮膚から盛り上がっている小さなできものです。
最も一般的な「いぼ」は「ウイルスが感染してできるいぼ」で、専門用語で「ウイルス性疣贅“ゆうぜい”」と呼ばれるものです。
ウイルス感染以外にも、首いぼ・腋いぼ・腹いぼ(専門用語で軟性線維腫orアクロコルドンorスキンタッグ)や年寄りいぼ(専門用語では老人性疣贅や脂漏性角化症)などもあります。
「いぼ」と思っていても実は違うできものの場合もあるので自己判断は禁物です⚠️
ウイルス性いぼの原因は、ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス;HPV)というウイルスの感染によっておこります🦠。
イボのウイルスは、正常(健康)な皮膚には感染できないと考えられているのですが、擦り傷や切り傷、手荒れ、髭剃りなどに伴って生じる小さな傷に入り込み感染します。感染するとすぐに発症するのではなく、数週間から数年かけて現れると考えられています。
お子様に多い「みずいぼ」もウイルス性のイボですが、伝染性軟属腫ウイルスという異なるウイルスが原因です。
ウイルス性いぼは、小さな傷を通してウイルス(HPV)に感染するため、外傷を受けることの多い手足にできやすいと考えられています。
手や足に小さく硬いポツポツや、米粒から小豆の大きさくらいで真ん中が黒くなったり盛り上っていたり、時にはたこやうおのめと見分けにくいことがありますが、中に黒いポツポツが見えればウイルス性イボと診断されます。ウイルス性イボでは表面に毛細血管が増えるため、その部分に赤黒い点々が見えます。
💊治療法
液体窒素を使った凍結療法がウイルス性イボの一般的な治療法です。-196度の液体窒素でいぼのある部位に綿棒で当てます。液体窒素で瞬間的に凍らせることで、ウイルスに感染している細胞を壊すと同時に、免疫細胞を活性化させウイルスを排除する効果があります。
2週間に1度のペースで処置を繰り返し行います。
痛みの伴う治療ではありますが、根気よく通院し、完治を目指しましょう。
またこの度、炭酸ガスレーザーを新しく導入しました。
ウイルス性のイボに対しては液体窒素でなかなか変化が見られない場合、ウイルス性イボの部位に炭酸ガスレーザーを照射する治療法となります。気になる方はお気軽にご相談ください✨
2023年3月6日
口唇ヘルペス👄
👄口唇ヘルペスってどんな病気?🤔
くちびるやその周りにピリピリ、チクチクするような違和感やかゆみが生じた後、軽い痛みを伴う水ぶくれできる病気です。
疲れた時や発熱時など免疫が低下し、ウイルスが活動し始めると症状が出てきます。
健康な時は、潜伏しているウイルスは免疫によって抑えられており、活動できず症状はでません。
単純ヘルペスウイルスは一度感染すると、生涯にわたって神経に潜伏します。
症状のでる頻度は数年に1回という方から1年に数回でるという方までさまざまです。
どうして口唇ヘルペスになるの?🤔
口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスというウイルスに感染することで起こる病気です。
症状が出ている人の水ぶくれ、唾液、涙液などに接触することで感染します。
水ぶくれの中にはウイルスがたくさん存在するため、タオルやコップなどのものを介して感染することもあります。
どんな治療をするの?🤔
口唇ヘルペスの治療にはウイルスの増殖を抑える“抗ヘルペスウイルス薬”の飲み薬や塗り薬を使います。
抗ウイルス薬はウイルスが増殖している時に効果を発揮しますので、症状がでたらできるだけ早めに使い始めることが重要です。
また、くちびるやその周りにピリピリ・チクチクするような違和感がでてきた早い段階ですぐに治療を始められるように、あらかじめ飲み薬をお渡しできる場合があります。再発を1年に数回繰り返す方は、ご相談ください。
日常生活の注意点は?🤔
<症状が出ていないとき>
・規則正しい生活を心がけましょう。
・疲れている時や体調がすぐれないときは、強い紫外線を浴びる屋外でのレジャーは控えましょう。
<症状が出ている時>
・「水ぶくれ」や「かさぶた」は触らない。触った後は石けんで手を洗いましょう。
・タオルやコップは共有しない
・赤ちゃんとの接触は避ける。
赤ちゃんのお世話をするときは、手洗いをしっかり行う、患部が赤ちゃんに接触しないように注意しましょう。
※赤ちゃんはウイルスに感染すると思い症状を起こす恐れがあります。
・患部を清潔に保ちましょう。
2023年1月26日
やけど⚠️
沖縄も朝・晩は寒くなってきましたね🤭⛄
そんな今日は、やけどについてお話します。
やけどは、日常生活で多いケガの一つです。熱による皮膚や粘膜の外傷をいいます。
やけどは範囲や深さに応じた治療が必要です。
やけどの深さは大きく分けるとⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度に分けられます。
Ⅰ度熱傷:表皮熱傷やけどした部位に赤みがある状態のやけど。
浅達性Ⅱ度熱傷:赤くなり、水ぶくれ(水疱)ができる。ヒリヒリ感
深達性Ⅱ度熱傷:赤くなったり、紫色~白 水疱(水ぶくれ)がでる
(Ⅱ度熱傷は、深さで更に分けられる)
Ⅲ度熱傷:黒色、褐色または白色。水疱はできない
やけどの応急手当としてすぐに冷やし、はやめに病院を受診し適切な治療が必要です。
熱湯や油のやけどでも水道水でいいので衣服の上から冷やすことが大切です。
冷やすことで、やけどの進行を止め、痛みも押さえることができます。水疱が出来ている場合は、できるだけ破らないようにしましょう。
やけどの原因として、ヤカンや鍋のお湯、天ぷら油、コーヒーやお茶、味噌汁などの熱い飲み物、カップ麺などが多く、ストーブやアイロン、ホットプレートなどがあります。
ヘアアイロン使用中のやけどや、使用前後のヘアアイロンをお子さんが触ってしい受傷する場合もあるため注意が必要ですね。
その他お子さんでは花火によるものや、乳幼児では炊飯器やポットの蒸気に手をかざしてしまって受傷することもあります。テーブルの上のカップ麺や飲み物に手をかけてこぼしたり、あるいはテーブルクロスを引っ張ってしまって、これらをこぼして受傷したりするケースも報告されています。小さいお子さんのいる家庭では熱い液体の入った容器はお子さんの手の届かないところに置く、テーブルクロスは使わないなど十分に注意しましょう。
また、近年では小さなお子さんがウォーターサーバーでお湯を出してしまって受傷するケースも多くみられます。寒くなってお湯を使う機会も多くなってくるとは思いますが、ロックをかけるなどの対策をし、注意していきましょう👶💕
低温熱傷は下腿に多く、原因としては湯たんぽや電気あんか、電気毛布、使い捨てカイロなどによるものが報告されています。低温熱傷は深いやけどとなりやすく、専門的治療が必要となる場合が多いです。低温熱傷を予防するためには湯たんぽは寝る前に布団から出す、電気製品は電源を切るなどして、このような器具が長時間同じ部位に触れないように注意しましょう⚠️
参考:日本創傷外科学会 やけど(熱傷)
2022年12月7日
トレチノインでシミ治療✨
季節も秋となり、日差しも柔らかくなってきましたね😊
11月に入り、トレチノイン療法でのシミ治療を開始しています✨
トレチノイン療法とはビタミンA誘導体であるトレチノインで皮膚のターンオーバーを促して新しい皮膚を再生させる作用で、しみ・にきび・小じわ、肌質の改善などを行う治療法です。
また、ハイドロキノンクリームも併用して行うとより効果的です。
トレチノインでの治療は、皮膚が紅くなる、皮膚が乾燥するなどの症状も伴いますので、2-4週間毎の診察が必要となります。
トレチノイン、ハイドロキノンクリームの使用中は、紫外線により色素沈着が起こりやすくなるため、強い紫外線を避け、日中は日焼け止めなどのUVケアを徹底して行うことが大切です!🌞
当院では、レーザー治療は行っておりません。必要のある場合は、他院へご紹介を行っております😊
気になる方は、お気軽にご相談ください🌺
2022年11月15日
🍁今から保湿を心がけましょう♪🍂
冬に向けて保湿を心掛けましょう!!
秋から冬にかけて、気候の変化に注意が必要です。
これから冬にむけて気温差が大きくなり、乾燥してきますので今の時期から保湿をしっかり行っていきましょう!
夏場にさっぱりめのローションタイプを使用していた方は乾燥の程度によってはクリームタイプや泡タイプの保湿剤に変更も検討してもいいかもしれませんね😊
保湿剤をたくさん処方して欲しいという声も多くあります。
ご希望に答えたいとは思っておりますが一ヶ月に処方できる保湿剤の量は限界があるのです・・・
診察なしで購入できる保湿剤もご用意しております。
ご多忙の方や、足りないなと思う方はぜひご購入してみてはどうでしょうか?🤗
大きめサイズの130gや持ち運びに便利な25g ご用意しております。
お気軽にお声かけください♪
お風呂上りや、手洗い・アルコール消毒の後には保湿で皮フのバリア機能を高めましょう♪🍂
2022年10月1日
ピーリング始めました🤗🌷
毛穴・くすみ・ニキビ お悩みではありませんか?
当院では、約1ヵ月に1回のペースでケアをするサリチル酸マグロコールによるケミカルピーリングを行っております。
ケミカルピーリングとは、皮膚表面の古くなった角質を除去することにより、肌のターンオーバーを整え、毛穴のひらき、くすみ、ニキビ、肌理(きめ)の改善が期待できます!!
※可能性のある治療リスク※
・赤み・ピリピリ感・熱感・乾燥・皮むけ
・サリチル酸ピーリング剤によるかぶれ
※注意事項※
普段からの日焼け対策をお願いしております。日焼けしたときは2週間程度施行できません。
ニキビ薬使用中の方は前後2~3日は休薬が必要です。
お気軽にご相談ください♪
顔:3,000円
頚部:3,000円
背中(上部);5,000円
二の腕(外側);5,000円
(初回のみ診察料あり)
2022年9月14日
わき汗(多汗症)にお困りではありませんか?
暑い日には汗が気になる方も多いと思います。今回は、わき汗:原発性腋窩多汗症についてお話します。
シャツに汗染みができるなど日常生活に支障をきたす程の多量のわき汗が、明らかな原因がないまま6か月以上みられ、以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合を原発性腋窩多汗症と診断されます。
◎最初に症状がでるのが25歳以下であること
◎左右両方で同じように発汗がみられること
◎睡眠中は発汗が止まっていること
◎一週間に一回以上多汗の症状がでること
◎家族にも同じ疾患の患者さんがいること
◎わき汗によって日常生活に支障をきたすこと
主な治療法は、注射薬や手術でしたが、一日一回両脇に塗布することで、発汗を抑える効果が期待できるエクロックゲルや拭き取るタイプのラピフォートワイプの処方薬があります🤗🌷
また処方薬以外にも、自費商品の制汗剤のご紹介も行っております。
わき汗にお悩みの方、お気軽にご相談ください👧
2022年8月29日
☀にんにく注射☀
にんにく注射について
まだまだ暑い沖縄ですが夏バテしていませんか?
全身疲労・眼精疲労・食欲不振・病前後の倦怠感にお悩みの方
当院では、疲労回復に効果のある
にんにく注射(1回1,000円)をご用意しております。
ご予約等は必要ありませんので、
ご希望の方はお気軽にスタッフまでお声かけ下さい。
暑い夏を元気に過ごしましょう!
2022年8月2日
とびひ~伝染性膿痂疹~
とびひとは?
「とびひ」の正式な病名は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」と言います。
とびひは、虫刺されや汗疹(あせも)を掻いたり、小さなケガでできた皮膚の傷に細菌が入り込み感染することで発症します。
とびひには、2種類あり、それぞれ特徴があります。
水ぶくれができる*水疱型膿痂疹
赤み、かゆみを伴う水ぶくれ(水疱)ができ、その水疱を触った手で別の部位を触ることで、アチコチに広がっていきます。とびひの多くはこのタイプで、黄色ブドウ球菌が原因です。
かさぶたができる*痂疲性膿痂疹
皮膚の一部に膿(うみ)をもった水ぶくれ(膿疱)ができ、厚いかさぶたになります。炎症が強く、リンパ節が腫れたり、発熱やのどの痛みを伴うこともあります。主に、化膿レンサ球菌が原因となりますが、黄色ブドウ球菌も同時に感染していることが多いです。炎症が強いのが特徴です。
どんな治療をするの?
症状によって異なりますが、原因となる細菌を抑える治療(内服・軟膏)を行います。かゆみが強く湿疹を伴っている場合は、かゆみを抑える治療(内服・軟膏)も行われます。
日常生活で心掛けること
*患部を掻いたり、いじったりしない:とびひは患部を触った手を介して症状があちこちに広がることがあるので、触らないように注意しましょう。
*タオルや衣類は共有しない:症状があるときは、タオルや衣類を介してとびひがうつることもあるので、共有は控えましょう。
*日ごろから、皮膚を清潔に保つ:手をよく洗い、爪は短めに切っておきましょう。泡立てた石鹸で優しくあらい、皮膚は清潔保ちましょう。
*鼻をいじらない:鼻の中には、とびひの原因になる細菌がたくさんいます。鼻の中をいじった手で体を掻くととびひになることがあるので注意しましょう。
アトピー性皮膚炎の方は、皮膚のバリア機能が低下しているので、細菌に感染しやすく、とびひにかかりやすい状態にあります。日ごろから、しっかり保湿し、スキンケアを心掛けましょう。
とびひは、ひどくならないうちに治療を始めると、より早く治すことができます。
とびひは放置せず、はやめに受診しましょう。とびひになる前の虫刺されやあせも、湿疹などの治療も大切ですので気になる症状があればお気軽にご来院ください。
2022年7月7日